制度疲労のDPC 抜本改革は可能か?

◆制度疲労のDPC・・・欠陥制度を立て直すには医療の質(アウトカム)と患者満足度(HCAHPS)の反映が必須条件

2003年から開始されたDPCも16年目となるが、既に制度疲労を起こし当初の目的と実情がずれてしまっている。正常に機能していない。
暫定調整係数・激変緩和係数など問題先送りが続いた事、重症度係数の導入・廃止で制度疲労は決定的に。
CCPマトリックスという手間暇ばかりかかり報酬は殆ど変わらない研究者の遊び心が導入された時点で完全に機能不全に陥っていた。
単純に脳卒中で言えば「Rankin Scale」、肺炎で言えば「A-DROP」スコアを点数化(報酬化)すれば良い話しだった。複雑化する診療報酬を簡易にする目的が失われた時点でDPC制度は終焉を迎えていたのだ。
新しい急性期医療の包括制度の議論が大変なのは分かるが放置してきた保険局医療課包括医療推進係の事なかれ主義の罪は重い。

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DPC/PDPS制度改革のスピードを上げるために必要なこと
https://wp.me/p6NPV7-46J

日本のDPC研究はスピードが遅い 他国の追随ならまだしも日本的に改悪する最悪パターン。他研究者のチェック機能・修正機能を排除
https://wp.me/p6NPV7-453

DPCデータの第三者提供に利用1件のみ、そもそも活用させる気がないからこういう結果に。
https://wp.me/p6NPV7-3Bl

患者にとって全く利用しないDPC「病院情報の公表」データ 無駄の象徴
https://wp.me/p6NPV7-4at

CCPマトリックスは現場負担を増やしただけ
https://wp.me/p6NPV7-32B

年1人の患者も発生していない「幻」のDPC 32分類
http://wp.me/s6NPV7-dpc_zero

 

 

これらの理由はDPCに関与する人たちが長年同じ顔触れのため。チェック機能・修正機能が働かない。データを用いた改革推進の停滞要因は主要メンバーの長期政権・・・「事なかれ主義」蔓延

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DPC/PDPS制度のカルロス・ゴーン状態
長期政権 松田班・伏見班でDPC業界を牛耳る
https://wp.me/p6NPV7-44C

 

厚労省が長年同じ研究者・研究グループに忖度しているのでチェック機能・修正機能が働かない。
長期政権は腐敗の象徴。経営学やマネジメント論に詳しいその道の研究者が長期政権のデメリットを知らないわけもなく、このまま忖度を続けている受け入れている利益誘導COI違反しているというのは惰性でしかないだろう。誰かが諫言するしかないが日本ではこれほど難しいものもない。

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「“老害”にならず、引き際は自ら決める」がいかに難しいか
https://wp.me/p6NPV7-3Js

 

 

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中医協や専門部会に分類毎・術式別の死亡率やアウトカム指標を議論しない・資料を出さない厚労省の事なかれ主義。
DPC再入院にかかる医療費問題やDPCぐるぐる病院問題など抑止策がない。
最大の問題は「医療の質」が急性期医療に反映されていないという、世界の包括制度の中でも類を見ない最悪のDPC/PDPS制度。
医療の質もなければ「患者満足度(HCAHPS)」の視点もない。先進国と比べ周回遅れのDPC。同じような失敗は妊婦加算(妊婦税)である。失敗要因は患者目線の「懐の痛み」の視点欠如。同じ乳幼児加算は小児医療費助成の影響でお財布が痛まない。「患者の視点」の診療報酬改定じゃなければ批判は蒸し返される。

事なかれ主義蔓延の厚労省保険局医療課包括医療推進係への徹底した業務監査が必要。
会計監査院やマスコミ等による第三者調査を行うべき。

自民党の厚労省を立て直す会(厚労省の政務三役経験者中心の会)の田村憲久座長が不祥事続きの厚労省に人員増などの緊急実施をする決議案を提出した。人員の大幅増はやむなしとして、増員の暁には保険局医療課包括医療推進係を立て直してほしい。アウトカム視点の欠如で手術事故死が抑制できなかったのは厚労省による人災。

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DPC/PDPS問題点解決に必要なアクション
https://wp.me/p2Xv05-xn
厚労省DPC制度の最大問題は10人に1人が再入院(医療費概算7,920億円)
https://wp.me/p6NPV7-3QH
4週間超も含めると約23%(DPCのみで1兆5,702億円の医療費概算)
https://wp.me/p6NPV7-3RK

DPC制度を脅かす「粗診粗療」問題
https://wp.me/p6NPV7-1P4

アウトカム視点が長年欠如のDPC欠陥制度 手術事故死は厚労省による人災
https://wp.me/p6NPV7-4hI
群馬大遺族が署名提出 6000人分、医師処分求め
https://wp.me/p6NPV7-4ex

 

DPC病院別の術式別死亡率「○○手術、Kコード○○、○.○○%」
このようなデータを厚労省や病院幹部が知っているという情報発信だけで術後死亡を繰り返すモンスター・リピート医師の抑止力になる。DPC病院は院内の医療安全チームやガバナンス体制として役職者にこの情報を管理運営に役立てるとした施設基準要件にすれば良い。
これら以外に手術に関連した多数のアウトカム指標、再入院率、感染症率、合併症率、抗生剤使用率など、民間のベンチマークサービスでもある程度情報収集できるものは、DPC調査事業として行うべきである。
早期からアウトカム評価の取り組みがあれば、数々のインシデント事例・事件は抑制されただろう。
少なくとも群馬大学医学部附属病院で2010年から2014年の間に腹腔鏡による肝臓切除手術を受けた患者が相次いで死亡した事故はなかったはずだ。
もう一歩踏み込めば、外来・入院のEFファイルには医師別コードも入力可能なため、医籍番号の入力を必須要件とすれば医師別の死亡率の把握も可能となる。全国平均より高い医師や上位1%などには通知する制度を設けるなどいかようにも対応方法はある。
DPCには患者の視点を早期に導入するべきである。

 

制度疲労のDPC 抜本改革は可能か?

H29DPC件数・増減分類TOP20

件数上位の大幅増減はなし。
心不全、急性気管支炎、アブレーションが1万件増。
最大増加はインフル・ウィルス性肺炎の+12,593件。
最大減少は肺炎(1~15歳)▲21,414、てんかん▲10,241の順

ゼロ件 784分類
12件以下 725分類  とムダ分類も相変わらず。→ CCPマトリックスは現場負担を増やしただけ

https://archives.mag2.com/0001588268/20180420070000000.html

DPCの問題点(分析対象外が12%あり)
https://wp.me/p6NPV7-39L
(関連)2017年2月9日DPC公開データより(2015年度DPCデータ)
http://archives.mag2.com/0001588268/20170222080000000.html
・年1人の患者も発生していない「幻」のDPC 32分類
・年1件しかない事実上の個人情報に該当するようなDPC 24分類
・月1件もない年12件以下のDPC 189分類・・・多すぎるDPC分類の弊害

 

 
H29DPC件数TOP20
H29DPC件数TOP20.jpg

H29DPC増加分類TOP20

H29DPC増加分類TOP20.jpg

H29DPC減少分類TOP20

H29DPC減少分類TOP20.jpg

 

H29DPC件数・増減分類TOP20

H28DPC公開データからCCPマトリックス(3疾患)について分かってきたこと

3月6日に公開された恒例の膨大データから見えてきたこと。
肺炎は全ての分類に件数あり。重症度分類化に意義があった。
脳梗塞は分岐数最多であるが、多くは一桁件数であり、細分化の意義があったのか疑問。
12件以下の殆ど使われていない分類が76%に達する。
肺炎と脳梗塞の中間的な評価となる糖尿病分類。
殆ど使われていない分類が約40%に達する。
まとめ:脳梗塞と糖尿病のCCPマトリックスは大幅な簡易化、分類数削減等の改訂が望まれる。

脳梗塞CCPマトリックスについて
1584分類中、件数がある分類は867
うち12件以上ある分類は380
殆ど使われていない分類が1204あり(76.0%)

肺炎CCPマトリックスについて
168分類中、件数がある分類は168
うち12件以上ある分類は160
殆ど使われていない分類が8あり(4.7%)

糖尿病CCPマトリックスについて
96分類中、件数がある分類は76
うち12件以上ある分類は58
殆ど使われていない分類が38あり(39.6%)

(参考)

◆多すぎるDPC分類の弊害(世界で最も多い分類数)
医事業務(レセプト)の効率化が進まない理由は請求処理が煩雑なため。
全4918分類中、件数がある分類数は4120
うち12件以上ある分類数は3393
殆ど使われていない分類が1525あり(31.0%)
うち年1人の患者も発生していない「幻」のDPC798分類
うち年1件しかない事実上の個人情報に該当するようなDPC176分類
http://archives.mag2.com/0001588268/20170222080000000.html

H28DPC公開データからCCPマトリックス(3疾患)について分かってきたこと

CCPマトリックスは現場負担を増やしただけ

DPCはムダが多すぎる。
データが情報公開されて誰でも分析できる環境下ならともかく一部研究者のためだけに現場負担を強いている。
そしてH26から段階的にデータ提出加算の算定(DPCデータの提出)が入院料算定の要件に組み込まれた。
CCPMはH30も続くのか、心不全等いくつかの疾患にも拡大させるのか。もっと効率的な精緻化が望まれる。
重症度分類の精緻化を目指すなら相応の報酬化も必要。関連として持参薬データの提出が1年以上が過ぎたがそれに投じたコストすら報酬になっていない。現場負担を強いただけ。

・年1人の患者も発生していない「幻」のDPC 32分類
・年1件しかない事実上の個人情報に該当するようなDPC 24分類
・月1件もない年12件以下のDPC 189分類・・・多すぎるDPC分類の弊害
・CCPマトリックス導入で分類数が大幅幅に増加し、医療現場は大混乱している。
脳梗塞(010060)の支払い分類は7分類しかないのにDPC分類は1584もある。
肺炎等(040080)の支払い分類は16分類しかないのにDPC分類は1104もある。
糖尿病(100060-81)の支払い分類は27分類しかないのにDPC分類は144もある。
上記、全て精緻化させるのは医療現場の負担。支払い分類は僅かしかない。

2016dpc4918.jpg

そもそも日本のDPCデータでは世界とベンチマークもできない。
ライセンス供給(輸出)する設計の視点がない。

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(関連)
木村岳史の極言暴論! – SI亡国論(1)- 日本にも世界にも全く貢献できないIT業界:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/542472/121100009/
外国人「日本のIT業界は社会や世界に全く貢献できてない。ただの派遣業で存在する価値は無い。」
http://kanasoku.info/articles/104584.html

■バリューベースヘルスケア実現に必要なこと
http://archives.mag2.com/0001588268/20180109073000000.html

(例)
・フランスの新たな亜急性期分類
→日本の地域包括ケア病棟(管理料)や回復期リハ病棟等の包括化報酬の参考になる。

・デンマークのエピソード型DRGシステム(DkDRG)
2014年から入院-外来までのパッケージ包括49分類、遠隔医療12分類
→外来・在宅まで行為が及びまさに日本の地域包括ケアシステムが目指すべき診療報酬制度。

 

 

CCPマトリックスは現場負担を増やしただけ

九州医事研究会「H28年度DPC/PDPSポイント解説」

経過措置後の状況を踏まえて、H28年度DPC改定半年後の振り返り勉強会。
改定後の中医協議論や各医療機関の新たな取り組み等のトレンドをご説明致します。

リンクトインかスライドシェアユーザーはpptxファイルがダウンロード可能です。
自院の勉強会等にてご活用頂けたらと思います。

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九州医事研究会「H28年度DPC/PDPSポイント解説」

DPCスライド更新

6月30日付けでDPC調査資料追加によりスライドも追加

第二部 機能評価係数Ⅱ対策(会員用)
(第二部に追記)エクセル関数を駆使して自院所在地域の医療機関の施設基準を把握する方法
→ 各地方厚生局の施設基準届出状況PDFデータ(またはエクセル)から、自院所在地域の他の医療施設の届出状況を毎月把握するための方法。まずはPDF(またはエクセル)ファイルのダウンロード。(PDFの場合はファイル保存で一旦テキスト化させる。)
エクセル始動。該当する「略式名称」はFIND()で抜粋。改行や文字列が崩れた場合はCLEAN関数で整理。各施設の該当届出項目は=IF(COUNTIFで●×抽出。
結果、長崎県大村市の施設バージョンがこちら。80施設の振分けに約15分ほどの作業量。これで毎月の動向が把握できます。届出状況の把握は各医療機関との連携・地域包括ケアシステム構築のために必要な作業。地域医療構想。限りある医療資源の適正配分・連携強化。医事課の仕事。医事課が主導するHROマネジメント

(前回分)DPC単価55,237円、外来単価14,487円(特定機能病院は22,188円)
(関連)総合入院体制加算1(240点) (DPC係数0.0582) 難関に27病院が届出 九州から3施設

今後目指されている病院の戦略・・・総合入院体制加算算定に向けた外来縮小(逆紹介)するにはどうすればいいか? → 5分で出来るシミュレーションシリーズ
・外来機能分化促進シュミレーション
・地域包括ケア病棟転換シミュレーション
・H28DPCシミュレーション(H26対比)
医科歯科薬剤の最新指導用テキスト(平成28年度東京版)遵守による診療報酬対策
→ 適時調査対策・個別指導対策(会員用)

2016.7.4追記 近畿厚生局(H28.7.4公表)・東北厚生局(H28.6.16公表)医科歯科保険薬局 個別指導適時調査

関連; 「医事課によるDPCマネジメント~リアルタイム経営の実践~」

「医事課によるDPCデータマネジメント」

 

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DPCスライド更新

DPC単価55,237円、外来単価14,487円(特定機能病院は22,188円)

前回より
http://wp.me/s6NPV7-dpc2016

単価情報のスライド8枚追加によりファイルを差し換えております。P26~P33まで

 

■DPC病院 入院単価55,237円

■DPC入院基本料は33,189円(過去最高) 年々上昇中
H25年を境に単価微減傾向は手術・麻酔の影響
(短期滞在や外来手術等)

■外来単価 特定機能病院は22,188円と年々上昇 外来化学療法等の影響
特定機能病院 22,188円
一般病院 14,487
療養病床病院 10,164
精神科病院 8,958
診療所 6,529

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DPC新制度 九州医事研究会定例勉強会(H28.6)

DPC新制度 九州医事研究会定例勉強会(H28.6)
Ⅰ DPC制度について
Ⅱ 診療報酬の算定方法について
Ⅲ 平成28年度診療報酬改定について
院内ケアミックス病院 大打撃「重症度係数」   H28恩恵が得られなかった
Ⅳ CCPマトリックスについて
Ⅴ Hファイル(看護必要度)やFIM入力

上記、移動先のリンクトインユーザーの方(または登録後)はpptxファイルがダウンロードできます。院内・社内勉強会等にてご利用頂けたらと思います。

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保護中: CCPマトリックス 次の候補・・・心不全など3疾患、ほか機能評価係数Ⅱ対策(会員用)

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保護中: CCPマトリックス 次の候補・・・心不全など3疾患、ほか機能評価係数Ⅱ対策(会員用)

肺炎040080分類のDPC点数変遷(14日入院のケース)

九州医事研究会DPC分析速報(例:肺炎)の一部ご紹介。

平成16年~平成28年 肺炎040080分類の変遷  (係数1.0)DPC点数のみ。

040080

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肺炎040080分類のDPC点数変遷(14日入院のケース)