必要度Ⅰの基準②患者、1日あたり資源投入量ゼロが約4~5割も

必要度Ⅰの基準②「呼吸ケア」「心電図モニター」あり患者、必要度Ⅱでは「該当コードなし」が約6~7割

必要度Ⅰの過剰評価か、必要度Ⅱの該当レセ電コードの入力漏れの恐れ。

看護師による電子カルテ・汎用入力 → 医事担当者による医事レセコン取込、などが行われていない可能性
(または退院会計時にまだ未入力で後日入力 → 医事担当者に連絡なしのためバッチ取込なし、など)
既に入院費請求が終わっている場合、当然ながら請求オペレーター業務の医事担当者は気がけることはない。
DPCデータ提出担当者に登録されている2名や看護必要度管理担当者、診療情報管理士等のDPC専門担当者もそこまで詳しくないためスルーっといった状況か。

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看護必要度
基準①: A2点かつB3点以上
基準②: B14又はB15に該当しA1点かつB3点以上
基準③: A3点以上
基準④: C1点以上

2019年度第7回入院医療等の調査・評価分科会議事次第
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00015.html

基準②のみに該当する患者の状態(必要度Ⅰ)
○ 必要度Ⅰで基準②のみに該当する患者のうち、A1点が「呼吸ケア」又は「心電図モニター」の患者について、必要度Ⅱで対応するレセプト電算処理システム用コードの該当の有無をみたところ、「該当コードなし」の患者が約6~7割であった。
○ 必要度Ⅰで基準②のみに該当する患者について、1日あたり資源投入量をみたところ、資源投入量がゼロである患者が約4~5割であった。
基準②のみに該当する患者の状態(必要度Ⅰ).jpg

基準②のみに該当する患者の状態(必要度Ⅱ)
○ 必要度Ⅱで基準②のみに該当する患者のうち、A1点が「呼吸ケア」又は「心電図モニター」の患者について、該当するレセプト電算処理システム用コードの内訳をみたところ、それぞれ「酸素吸入」と「呼吸心拍監視(14日超)」の占める割合が多かった。
基準②のみに該当する患者の状態(必要度Ⅱ).jpg

基準②に該当する直前の状況(基準非該当日の各項目の状況)
○ 「いずれの基準も非該当」の状態から、「基準②のみに該当」に移行した患者について、基準非該当日の各項目の該当状況をみると、A項目は「非該当」が最も多く約8割を占めたが、B項目は「口腔清潔」が最も多く約8割、「診療・療養上の指示が通じる」は約5~6割を占めた。

基準②に該当する直前の状況(基準非該当日の各項目の状況).jpg

必要度Ⅰの基準②患者、1日あたり資源投入量ゼロが約4~5割も

急性期一般入院料1では病床規模が小さいほど介護度の高い患者が多い

病床規模が小さいほど「自立」の患者が少ない傾向

2019年度第6回入院医療等の調査・評価分科会議事次第
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00014.html
(一般病棟入院基本料等)
○ 急性期一般入院料1において、病床規模が小さいほど高齢で介護度の高い患者が多いことについて、どのような要因が考えられるか。
○ 平成 30 年度改定で新たに導入した、重症度、医療・看護必要度の「B14又はB15 に該当し、A1点かつB3点以上」の基準については、病床規模ごとの該当患者割合や、基準を満たす患者の該当項目を分析してほしい。
○ 重症度、医療・看護必要度の評価方法Ⅱを選択することで評価の負担が軽減されると思われるが、届出が少ないことについて理由も含め引き続き検討してほしい。
○ 該当患者割合の改定前後の差や、評価方法ⅠとⅡの差について、引き続き検討してほしい。

重症度、医療・看護必要度に関する分析(P5-P45)
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000544730.pdf
・ 平成 30 年度改定で新たに追加した「B14 又はB15 に該当し、A1点かつB3点以上」(以下、基準②という)のみに該当する患者のうち、A1点が「心電図モニター」である割合が多いが、そのような患者についてさらに分析してはどうか。
・ 基準②のみに該当する患者割合は病床規模が小さい病院に多い傾向。
・ いずれの基準にも該当しない状態から基準②のみに該当する状態に移行した患者については、基準非該当日における各項目の該当状況を分析してはどうか。また、治療によって状態が改善することで、かえって基準②に該当するようになる場合があるのではないか。
・ 基準②のみに該当する患者は、高齢で要介護度が高いなど、退院に向けて関わる必要がある患者という特徴があるのではないか。
・ B項目は重症度ではなく患者の状態なので、急性期入院医療の指標としてはB項目単独で考えるのではなく、医療の指標であるA・C項目との組合せをみていく必要があるのではないか。
・ B項目を組み合わせた基準は、年齢や認知症の有無等と一定の関係性があり、これらの評価と合わせて考える必要があるのではないか。
・ B項目の評価や記録には一定の負担が伴うが、患者の日々の状態を把握するために記録することには意味があるのではないか。
・ 入院中のB項目の該当状況の変化について、手術等の有無を含めて分析してはどうか。
・ 「A2点かつB3点以上」の基準のみに該当する患者をみると、A2点は「専門的な治療・処置」が多く、当該項目は「免疫抑制剤の管理」の占める割合が多い。
・ 注射薬や内服薬の入院・外来における使用状況は薬剤の種類によってばらつきがあるが、入院・外来のいずれで使用するかは患者の状態や治療の状況、施設の方針等によるため、どちらが望ましいとは一概に言えないのではないか。
・ 入院の必要性は個々の患者の状態を踏まえて判断されるが、患者の状態によらず通常入院で行う手術等の医療行為については評価対象とすべきではないか。そのためにも、外来で行うことが比較的多い医療行為については、評価対象から外す等の整理をしてもよいのではないか。
・ 手術の評価にあたって、術後の一定期間をICUで管理することが多い手術があることに留意が必要。
・ 評価法ⅠとⅡにおける個別項目の該当状況の差については、判定ルールに違いがあることや、評価法Ⅱの入力の精度による影響が大きいのではないか。

急性期一般入院料1で病床規模が小さいほど介護度の高い患者が多い.jpg

病床規模が小さいほど「自立」の患者が少ない傾向.jpg

急性期一般入院料1では病床規模が小さいほど介護度の高い患者が多い

2020改定要望 看護必要度Ⅱ評価に歯科患者を加える

全国自治体病院協議会
重症度、医療・看護必要度Ⅱ 評価対象の変更
https://www.jmha.or.jp/jmha/news/info/11293

現行
一般病棟用の評価票評価の手引きでは、産科患者、15歳未満の小児患者、短期滞在手術基本料を算定する患者は評価の対象としない

要望
評価の対象としないものに歯科患者を加える

要望理由
重症度、医療・看護必要度Ⅱにおいては、A項目及びC項目をDPCのE・Fファイルを用いて評価するため、DPC対象外となる歯科患者はデータが無く、手術や専門的治療を行った場合でもA項目、C項目が0点となってしまう。しかし、現行では評価の対象としないものに含まれていないため、基準を満たす患者の割合を計算する際は分母に含めなくてはならない。歯科患者を有する医療機関が重症度、医療・看護必要度Ⅱを用いた場合、入院基本料の施設基準に影響が出てしまうことから評価の対象としないものに加える必要がある。

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2020改定要望 看護必要度Ⅱ評価に歯科患者を加える

看護必要度Ⅱ過剰評価(0点入力)は要注意

研修会が頻繁に開催されていますが、下記の通り管理上の齟齬という表現も出てきました。
看護必要度Ⅱを選択して、必要度Ⅰでは評価されてもⅡでは評価されない内容を、何とか拾おうと0点入力でレセ電コードを反映(看護必要度Ⅱ評価)させようとするとペナルティの恐れ。算定ルールに則りEFファイル出力がルール。

 

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’19 重症度、医療・看護必要度評価者 院内指導者研修
https://k5h.jp/19/06/
「看護必要度II」が選択制になった前回の診療報酬改定から1年が経ちました。DPCデータでの評価を用いている施設でも、従来の「看護必要度I」を併用しなければ管理上齟齬が出てくることがわかってきており、日々の実際が可視化できる重症度、医療・看護必要度が評価されています。

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平成30年度診療報酬改定について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411.html
2018年度(平成30年度)調査実施説明資料
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000498086.pdf
https://www.prrism.com/dpc/2019/file/setumei_20190402.pdf

Q:診療報酬点数表において算定が認められていないものも出力してよいか。
A:以下のものを除き出力してはいけない。
・入院料に包括される診療項目
・包括対象検査
(検査項目数に応じて医科点数表の算定額が包括されるもの)
・持参薬
・先進医療に係る項目等のコメントコード

平成30年度「DPC導入の影響評価に係る調査」にかかるFAQ
https://www.prrism.com/dpc/H30chosaFAQ_20180706.pdf
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◆必要度Ⅰでは評価されてもⅡでは評価されない例

・創傷処置(手術日から起算して14日以内算定)
→ 在院日数が長い患者に注意

・心電図モニター
必要度Ⅰではモニタリング実施で評価できていたものがⅡでは心拍監視を算定した場合のみ評価。
つまり算定要件で心疾患リハがあれば心拍監視はマルメ。

・人工呼吸
心拍監視はマルメ。ⅡではA2呼吸ケアのみ評価も、Ⅰでは呼吸ケア+心電図モニターが評価。

・シリンジポンプ
精密持続点滴注射加算は中心静脈注射等を行った場合のみ算定できるのでⅠでは多く評価できてもⅡでは抑えられる。

・CVC、、、などなど多数あり。とにかく算定要件に合致する請求方法でEF反映が原則。医事課と看護部は算定要件および看護必要度Ⅱマスターを熟知して評価する必要あり。

上記の通り、EFファイルにゼロ打ちでレセ電コードを反映(看護必要度Ⅱ評価)させようとするとペナルティの恐れ。要注意。
0点で無理矢理に汎用を飛ばす行為は禁止です。

誰でも分かるような手口をする悪質病院は見抜かれています。

 

 

◆看護必要度Ⅱを算出する際に使用する厚生労働省のマスター
一般病棟用の重症度、医療・看護必要度A・C項目に係るレセプト電算処理システム用コード一覧

基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(通知)
平成30年3月5日
保医発0305第2号
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000205633.pdf
別紙7 別表1
一般病棟用の重症度、医療・看護必要度A・C項目に係るレセプト電算処理システム用コード一覧
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000202592.xlsx

看護必要度Ⅱ過剰評価(0点入力)は要注意

看護必要度Ⅱを選択している理由「看護師の負担軽減のため」87.3%

2019年度第2回入院医療等の調査・評価分科会議事次第
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00007.html

重症度、医療・看護必要度Ⅱを届出ている理由
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000516100.pdf

重症度、医療・看護必要度Ⅱを届出ている理由.jpg

 

看護必要度Ⅱを選択している理由「看護師の負担軽減のため」87.3%

看護必要度が正確に測定されているか定期的に院内検証した記録を整備

看護必要度が正確に測定されているか定期的に院内検証した記録を整備

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更新日:2018年12月28日
個別指導及び適時調査において保険医療機関等に改善を求めた主な指摘事項について/東海北陸厚生局
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/tokaihokuriku/iryo_shido/shitekijikou_ika.html

平成29年度に実施した施設基準等に係る適時調査において保険医療機関に改善を求めた主な指摘事項(PDF)
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/tokaihokuriku/iryo_shido/000083224.pdf

○ 患者の重症度、医療・看護必要度が正確に測定されているか定期的に院内で検証した記録がないので、記録を整備すること。

 

看護必要度が正確に測定されているか定期的に院内検証した記録を整備

2018年11月19日付け医薬品マスター更新 今年度9回目 看護必要度Ⅱマスター

看護必要度Ⅱ算出で少し面倒いこと。

11/19付けで医薬品マスターが更新されました。
これまで今年度は9回マスター更新があっていますが、
増加した品目がA項目等に該当するのか都度検証。

そもそも4月1日付けマスターにも漏れが多数あり。
病院側に丸投げの必要度Ⅱ算出。Ⅱマスターも都度更新してほしい。

各病院導入している看護部門システムやDPCベンチマークシステム等から
算出ソフトが提供されていれば容易に算出可能と思いますが、ないところは自前作業。大変。

基本マスター
http://www.iryohoken.go.jp/shinryohoshu/downloadMenu/


医薬品マスター20,668件 平成30年11月19日.jpg//////////////////////////////////////////////

看護必要度Ⅱマスタ追加
https://wp.me/p6NPV7-3t0

看護必要度の選択制、新設「Ⅱ」の届け出は低調  日赤・JCHO
https://wp.me/p6NPV7-3xy

全自病改定調査、7対1からの移行は10病院  看護必要度Ⅱは2割弱
https://wp.me/p6NPV7-3xy

2018年11月19日付け医薬品マスター更新 今年度9回目 看護必要度Ⅱマスター