コーディング委員会の取り組み内容一覧

DPC対象病院と準備病院の要件である「適切なコーディングに関する委員会」(年4回以上開催※毎月開催が望ましい)の議題は、通常自院の該当月DPC請求内容から適切・不適切の分析紹介や、導入分析ソフト機能からそのままピックアップしたり、または「コーディングテキスト」より抜粋・紹介などがスタンダートだと思いますが、マンネリ化したりネタ不足になりがちです。
2月の係数内示や恒例の大ボリュームデータ公開からは、自院のコーディング件数はどれくらいか、それにより修正が必要かどうかの情報提供・委員会等での判断・決断を促すこともできるので、これを機会に多角的な視点で分析を行い報告したいものです。委員会事務局の医事課や診療情報管理室としては待ってましたの大ボリュームデータ公開。

DPCコーディング委員会の取り組み内容一覧
◆例)提出件数・DPC件数の確認から救急や術式件数の確認、県内・二次医療圏内のポジション等
◆例)MDC180040や敗血症・DICなど件数確認(アップコーティングになっていないか)
◆例)【重要】再入院率、死亡率の確認
→術式別死亡率の報告は「群馬大学病院腹腔鏡手術後8人死亡事故」事例の予防にもなり重要な取り組み
◆例)現在データ収集中の持参薬データの確認
◆例)2018年より追加公開された「後発医薬品」「特定抗菌薬」の使用状況の確認
◆例)係数内示からは機能評価係数Ⅱの状況や、保険診療係数の内容を確認
・部位不明詳細不明ICDコード率(10%以上は減点対象)
・DPCデータの様式間の記載矛盾(1%以上は減点対象)
・未コード化傷病名の使用割合(2%以上は減点対象)
・病院情報の公表(加点対象)
◆例)地域医療係数・体制評価指数の各項目実績の確認(算定状況)
◆例)中医協資料等の紹介(過去・現在)
・適切なコーディングを行うための取り組み 先進5医療機関 など
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002yofs.html
◆例)【重要】適時調査・個別指導のDPC内容を紹介
・個別指導及び適時調査 包括評価(DPC)に係る事項
https://archives.mag2.com/0001588268/20180903080000000.html
・DPC個別指導指摘事項(2017年4月~9月)最新版 自主返還事例
https://archives.mag2.com/0001588268/20171212070000000.html
・2016年度版 個別指導指摘事項「DPC関連」 アップコーディングと適正DPC請求の差額返還事例
https://archives.mag2.com/0001588268/20171128070000000.html
・DPCレセプト審査返戻件数が過去最高更新
https://archives.mag2.com/0001588268/20170404070000002.html
・DPC分類アップコーディング注意 とくに敗血症とDIC
https://archives.mag2.com/0001588268/20160901200000000.html

◆ミスコーディング事例
平成27年度 第1回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000083860.html
ミスコーディング事例
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000083826.pdf

平成29年度第3回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000171014.html
100%がアップコーディングであった病院は173あった。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000173659.pdf
コーディング不一致(アップコーディング)173病院存在
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000176702.html
アップコーディング有無の検討は行っていない
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000211042_00003.html

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九州医事研究会メルマガ2019年3月1日号
■来年度DPC係数内示および恒例の大ボリュームデータ公表
https://archives.mag2.com/0001588268/20190301080000000.html
DPC2017大学病院の「180040手術・処置等の合併症」請求率ランキング
https://wp.me/p6NPV7-3So
MDC130100播種性血管内凝固症候群・処置2算定件数TOP10
https://wp.me/p6NPV7-3Sl
DPC来年度の機能評価係数II平均値(DPC標準病院群)
https://wp.me/p6NPV7-3Ua
DPC2017虚血性心疾患PCI件数、日本一は・・・
https://wp.me/p6NPV7-3Sw
DPC2017頻脈性不整脈アブレーション件数
https://wp.me/p6NPV7-3Sz
DPC2017大動脈瘤等ステントグラフト内挿術件数
https://wp.me/p6NPV7-3SC
DPC2017後発医薬品の使用割合20%未満病院抜粋 ジェネリックメーカーMR必見
https://wp.me/p6NPV7-3Te
DPC2017特定抗菌薬使用状況 65歳以上DOT値198.96病院が今回調査最大値
https://wp.me/p6NPV7-3Ti
DPC2017件数・増減分類TOP20
https://wp.me/p6NPV7-3Rt
DPC2017「紹介あり」1カ月当たりの数 倉敷中央病院が1位
https://wp.me/p6NPV7-3TO
DPC2017救急車搬送1カ月当たりの数 倉敷中央病院が398.7台で1位
https://wp.me/p6NPV7-3T1
DPC2017救急車搬送総数、1位は千葉西総合病院
https://wp.me/p6NPV7-3Rm
DPC再入院率(4週間以内)全施設平均約12%、10人に1人は再入院(医療費概算7,920億円)
https://wp.me/p6NPV7-3QH
4週間超も含めると再入院率は約23%(DPCのみで1兆5,702億円の医療費概算)
https://wp.me/p6NPV7-3RK
DPC2017再転棟率(4週間以内)は、ほぼゼロ%
https://wp.me/p6NPV7-3QN
DPC2017死亡率は僅かに減少傾向、その理由は診療所・病院等への転院
https://wp.me/p6NPV7-3Ry
DPC2017死亡率、心筋梗塞8.4%、心不全7.9%、AAD11.4%
https://wp.me/p6NPV7-3RB
(先行事例)
米国ベスト病院TOP100公表 死亡率・院内合併症率データ等から算出
https://wp.me/p6NPV7-3Q1

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スタンダート例)
◆該当年度の診療報酬改定サイトにある「コーディングテキスト」より抜粋紹介
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/index.html
例)平成30年4月「DPC/PDPS 傷病名コーディングテキスト」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000202577.pdf
◆「医療資源名」として不適切な例
①肺炎を呼吸不全(J796)
②心筋梗塞や心筋症を心不全(I50)
③消耗性疾患でアルブミンを投与した場合のアルブミン減少症
④原因の明確な出血で輸血をしている場合の貧血
⑤癌の化学療法中に血小板を輸血した場合の血小板減少症(D69)
⑥GCSF 等を皮下注した場合の好中球減少症(D70)
※ただし、高齢患者、小児患者等のうち過去の傷病に起因する慢性的な呼吸不全等で「不全」という表現を使用することはあり得る。その時には他の傷病名の選択が出来ない理由や根拠が必要である。

◆本来診断が確定しているにも関わらず、適切な ICD コーディングをするための情報が含まれない例
①胃腫瘍 →胃体部癌の診断あり
②大腸癌 →S 状結腸癌の診断と手術あり
③狭心症 →不安定狭心症と診断あり
④慢性副鼻腔炎 →慢性上顎洞炎と診断あり
⑤白内障 →老人性初発白内障と診断あり
⑥肺癌→気管支鏡検査で右上葉肺癌と診断あり

◆傷病名として適切ではない例
①その他の不明確な部位の悪性新生物<腫瘍>(C76.7)、その他及び部位不明確の境界部病巣(C76.8)
②その他の脳神経障害(G52)
③その他の診断名不明確な心疾患(I518)等
④消化器系の悪性腫瘍 →コードが選択出来ない
⑤感染症 →その他及び詳細不明の感染症(B99))
⑥癌 → 悪性新生物<腫瘍>,原発部位詳細不明(C80.9)
※以上の他、「○○状態」、「△△治療法」、「透析状態」、「化学療法後」等をそのまま傷病名
としている等、傷病名とすることは適切ではない。

◆部位等の情報を明確に含むことが重要な例
骨折は、「開放性」、「閉鎖性(非開放性)」の区別、「部位」を明確にして S コードで分類する。
→S02$、S12$、S22$、S32$、S42$、S52$、S62$、S72$、S82$、S92$等
希なケースとして、多部位の場合は、T02$とする。部位不明に適用する、T08、T10、T12、T14$については、部位を明確にして、他の適切なコードを選択する。
※ 基本的に骨折や外傷等については部位の確認が可能であり部位不明はあり得ない。コード選択にあたっては、コンピュータの表示等のみによらず、診療録等で確認し、正しい部位を選択すること。

◆「手術・処置等の合併症」を医療資源とする例
①入院中に発生した IVH カテーテル先の感染、創部感染等の本来の治療の対象ではない処置に伴う疾患は、原則として原疾患に優先して、医療資源病名になり得ない。ただし、一旦退院した後に、当該治療等のために再入院する場合はこの限りではない。
②肝癌の拡大切除後等の腹部臓器の手術で皮膚創の離開に対して「縫合不全」や「術創感染」、透析シャントチューブ狭窄の血栓除去目的とした入院で、「手術・処置の合併症」として選択する例もみられるが、その場合には、その診療内容が選択した医療資源病名として適切だとする相応の理由が求められる。

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コーディング委員会の取り組み内容一覧

DPCスライド更新

6月30日付けでDPC調査資料追加によりスライドも追加

第二部 機能評価係数Ⅱ対策(会員用)
(第二部に追記)エクセル関数を駆使して自院所在地域の医療機関の施設基準を把握する方法
→ 各地方厚生局の施設基準届出状況PDFデータ(またはエクセル)から、自院所在地域の他の医療施設の届出状況を毎月把握するための方法。まずはPDF(またはエクセル)ファイルのダウンロード。(PDFの場合はファイル保存で一旦テキスト化させる。)
エクセル始動。該当する「略式名称」はFIND()で抜粋。改行や文字列が崩れた場合はCLEAN関数で整理。各施設の該当届出項目は=IF(COUNTIFで●×抽出。
結果、長崎県大村市の施設バージョンがこちら。80施設の振分けに約15分ほどの作業量。これで毎月の動向が把握できます。届出状況の把握は各医療機関との連携・地域包括ケアシステム構築のために必要な作業。地域医療構想。限りある医療資源の適正配分・連携強化。医事課の仕事。医事課が主導するHROマネジメント

(前回分)DPC単価55,237円、外来単価14,487円(特定機能病院は22,188円)
(関連)総合入院体制加算1(240点) (DPC係数0.0582) 難関に27病院が届出 九州から3施設

今後目指されている病院の戦略・・・総合入院体制加算算定に向けた外来縮小(逆紹介)するにはどうすればいいか? → 5分で出来るシミュレーションシリーズ
・外来機能分化促進シュミレーション
・地域包括ケア病棟転換シミュレーション
・H28DPCシミュレーション(H26対比)
医科歯科薬剤の最新指導用テキスト(平成28年度東京版)遵守による診療報酬対策
→ 適時調査対策・個別指導対策(会員用)

2016.7.4追記 近畿厚生局(H28.7.4公表)・東北厚生局(H28.6.16公表)医科歯科保険薬局 個別指導適時調査

関連; 「医事課によるDPCマネジメント~リアルタイム経営の実践~」

「医事課によるDPCデータマネジメント」

 

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