診療情報管理士「現況調査アンケート」

実務を離れて全く関与しなくなった診療情報の団体から「現況調査アンケート」が届いた。
今後も関与することはないので回答せず保留。
e-ラーニング化は良い取り組みなのでどんどん新しいことをやるべきと思った。

近況がどうなっているのか少し調べてみると、現在36,000人ほどの認定者がいるが専門会(管理士会)へ入っている人が1割にも満たないようだ。
学会でようやく14%(約5,200人ほど)という惨状。

とても職能団体とは呼べない。
それだけ魅力に欠ける組織・団体なんだろう。

会員が増えない最大要因は変化に対応できていない幹部・役職者の存在。
若者がついていかない理由。

この幹部達に組織論や経営学に熟知した人材がいない。
どうしたら組織が活性化するのか、会員が増えるのか、改めて考えたほうがいいだろう。
幹部の器量以上に組織は大きくなれない所以。
そして増えない理由がこの巻頭言特集のコメントに集約されている。

巻頭言特集
http://www.jha-e.com/top/introductions

単純に学会や専門会に入ると国家資格化に向けた活動に参加できます。あなたもその一人に。とか、生涯教育・キャリア形成に魅力ある体制であれば振り向いてくれるのではないか。標準化の「最後の砦」として重要な職務であることをPRする。ただその最後の砦が機能していないから問題でもある。

国家資格化には患者対応が必須のため、例えば開示担当要員となり紛争協議の窓口およびメディエーターのような対応技術も持ち合わせることや、患者サポート体制充実加算や医療安全体制加算に必要な人員として組み込む活動を行う。近年、国家資格や施設基準の要件拡大となったME/CE(臨床工学技師)やMSW(社会福祉士)の生い立ちを調べて同じような活動をする。

また、将来のビジョンとして、EHR/PHR等が普及した場合に、患者から情報提供・医療機関から情報交換が要請された場合に窓口となること。患者のポータルサイト(マイナポータル等)へ格納するお手伝いや、民間提供のソフトへ移管できるような担当となる。とにかく責任が伴う対患者業務がない限り国家資格化は無理なので、そういうところから論詰めにしていくしかない。

アンケートに直接的な表現で「どうすれば会員が増えると思うか」など問いかければいいと思う。スキルアップツールを作成し、医師事務作業補助者の次にHIMや情報技師などにマッピングすることや、データ提出加算で提出している担当2名の勉強会場など会員増のアイデアは色々と出てくるはずだ。

実務についた後のフォローアップが受けられる具体例を示すことや、実務につかなかった場合でも恩恵があることをまとめ、勧誘案内文に掲載すれば必然的に増えるのではないか。

例えば臨床検査技師がこの資格をとった後でも、所属医療機関の「個人情報保護」のプロフェッショナルになれることやコンプライアンス教育を充実させることで、どのような法令を守っていかないといけないのかなど情報提供する。とくに医療現場で不足しているEHRやIT等の対応方法を入会後に知識が得られるなら考えてくれるのではないか。
情報管理の重要さを認識させ所属医療機関内での啓蒙活動役としての立ち位置を確保させる。

拡大する医療費を抑制するためにも、これ以上医療費がかかるヒトの配置の診療報酬が誕生することは99%ありえないと思うが、施設基準要件化することで患者満足度の向上や医療費抑制効果があるのであれば、診療報酬上に影響ある資格化や国家資格化などの可能性もあると考える。まあ、かなり厳しいだろう。

 

このような活動を既にしているのであれば、やはりこの業界に将来性がないと思われる。ICD登録だけの限られたニーズだけに対応する「病歴のおばちゃん」と呼ばれていた時代に逆戻りだろう。

いや現状の医療情報の業界は有望なのだから将来性はある。ただ導く人材がいないということ。
情報活用が叫ばれているが、対応できる人材が不足している。医療情報学会と確執があり連携がとれていない。米国のように互いに手を取り合い対応する新たな人材育成(CAHIIM)やキャリア創設などニーズに対応する活動が全くない。それぞれが唯我独尊、我知らず我関せずで突き進む。

旧団体からも含めると実質20年以上もTOPや役員が変わらない、共産党よりも酷い組織体制のため、急に変わらないのは理解している。同じ顔ぶれなので新しい取り組みや発想の転換ができない。情報学会等、多方面への組織との連携促進ができない。
独裁特有の事なかれ主義。チェック機能・修正機能が働かず進歩がない。異質を排除するムラ社会・内弁慶。超優秀な菊池優子さんや笠間さんなどのAHIMA経験者を最期まで幹部にしなかった。貴重な人材を重用しなかったツケが今頃きている。

いまのHIM業界の組織はパチンコ・マンかよって思う。
同じ奴がいつまでも同じ体制で運営。そりゃ変わらないさ。そして組織の分裂問題が未だに尾を引く。

いつ行ってもおる客同じ奴
ついでに交わす言葉もいつも同じ

DPC病院「未コード化傷病名」の功罪
協会・機構・東京ネットの分裂で組織の弱体化でプロHIMが減少
https://wp.me/p6NPV7-4jn

 

海外の先進国のように、女性中心の職場なのだから学会や専門会の半数以上は女性で占めるなど、こういったところから意識的に変えていったほうがいいだろう。役員も米国ではAHIMAは3年で役員総入れ替え。TOP(会長)は1年、役員期間2年の3年就任となっている。だから異なる目線による改革が矢継ぎ早に行われている。

また、HIM業界は国立病院機構の元・現スタッフで牽引しているので、例えば医療マネジメント学会との連携模索などもあっても良い。「医療福祉連携士」や「医師事務作業補助者指導者」など独自に養成しておりノウハウあり。

そして進んでいる国から運用を輸入する。少なくとも下記の4点の日本版対応が必要。
対岸の遠いところから応援しているので頑張ってほしいと願う。新しいことをすれば確実に会員は増える。若者も興味が湧くだろう。たぶん。

↓↓↓

◆AHIMAキャリアマップツール(生涯教育・キャリア設計)
診療情報管理士・医療情報技師必見 HIMキャリアマップ2018
https://wp.me/p6NPV7-3se
HIMビジョン2026 今後10年間の新たな4つの教育戦略を打ち出す
https://wp.me/p6NPV7-2sZ

◆AHIMAエンゲージ(会員間コミュニティ)
https://engage.ahima.org/
AHIMAエンゲージのアクティブな質問
https://wp.me/p6NPV7-3s2
AHIMAエンゲージは色んな方が知識を持ち寄ってくれるので大変便利
https://wp.me/p6NPV7-2sM

◆EHR(PHR)対応人材育成・教育確立(業界ニーズ対応)(現在不足している分野)
医事課の将来の6つの仕事 2番目に患者ポータルコーディネーター
https://wp.me/p6NPV7-3H9
なぜ米国では患者ポータル導入が上手くいったのか?
https://wp.me/p6NPV7-OQ
患者ポータル支援業務はDRG登場以来の最大の業務シフト
https://wp.me/p2Xv05-gF

「あなたの医療記録を要求する方法」の日本版をとりまとめる組織が必要

How to Request Your Medical Records
https://journal.ahima.org/2012/03/01/how-to-request-your-medical-records/
Slideshow: Requesting Your Medical Records
https://journal.ahima.org/2017/03/01/slideshow-requesting-your-medical-records/

◆AHIMA・AMIA(医療情報学会との連携強化;CAHIIM)=医療情報技師との連携
AHIMA・AMIA患者エンゲージメント推進
https://wp.me/p6NPV7-3Cw
AHIMAアンケート 将来の重要スキル2位CPHI 情報学会との連携は必須に
https://wp.me/p6NPV7-S1

 

診療情報管理士「現況調査アンケート」

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中