医療機関への労基署立ち入り調査 電子カルテのアクセスログが重要に

■医療機関への労基署監査が強化

《最近の事例》
・残業代未払い 看護師703人分で2億円余
http://www.care-mane.com/news/7189.html
>電子カルテなどのアクセス時間と本人申請された退勤時間とをくらべて個別に確認するなどの調査
・未払い手当 総額1億3千万円
http://www.sankei.com/affairs/news/160530/afr1605300030-n1.html
・労基署監査でボーナス遅配か
https://www.sentaku.co.jp/articles/view/16256
・残業未払い 636人分で4,803万円
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160202_13036.html

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これまで多くの病院は「定時にタイムカードを押してからサービス残業」が横行
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1425698064

「看護師の妻は看護記録などが時間外での入力になり、21頃まで働いている。残業代もほぼ付いておらず、私も働いているが家事の90%は私がやっている」
https://www.rodo.co.jp/news/8504/

労基署 電子カルテ」で検索すると本件に関連する記事がたくさん出てきます。
また「ブラック企業 病院」で検索する医療従事者による「こんなブラック病院は避けるべき」などの情報も盛りだくさん。
現在、国を挙げてのサービス残業抑制、労働環境の改善に動き出していますが、電通の件もあり2016年12月2日の委員会答弁のように公表制度をさらに強化すると言われました。さて医療機関第一号はどこになるでしょうか。そうならないための対策はどうしたらいいか。

■ブラック企業の公表 2015年5月の開始以降で適用わずか1件
塩崎厚労相「公表制度を強化」
http://jp.reuters.com/article/idJP2016120201001770
■衆議院厚生労働委員会ニュース
平成 28.12.2 第 192 回国会第 10 号
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/News/kourou19220161202010_m.htm

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組織の勤怠管理上のタイムカードがあっても労基署は電子カルテのログイン・ログアウトをチェックします。
電子カルテログイン・ログアウトした時刻から、時間外にどのような業務を行っているのか検証され、業務に該当すると判断されればその時間が超過勤務となります。
病院幹部等の労務管理手法としても、定期的に電子カルテログをチェックして、届出上のタイムカードと差があったり、帰りが遅くなっているスタッフがいたら個別に部署管理職からの業務調整等を行うことが求められます。

(例)
17:00 退勤
17:30~自主的な院内看護勉強会参加
19:00 終了
19:00 自主的に病棟に戻り記事入力等(私服)
20:00 帰宅へ

勤務表(紙)やタイムカード上では17時退勤。しかし電子カルテログから19時~20時まで記事入力等の業務判明→支給対象。
まずは時間内に打ち込みするように部署管理職がスタッフを指導。時間内に終えれない場合は残業代支給。これは避けられないでしょう。
現場は業務に溢れている中で、各スタッフは定時で上がりたい、生活残業をしたい、など希望も色々とあるかと思います。役職者は本件の最新情報や就業規則の熟知、スタッフの希望等の情報を把握しつつ業務調整を行うことが求められています。

↓↓↓

■労働基準法関係|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/leaflet_kijun.html
労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/070614-2.pdf
労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/070614-2_0003.pdf
(ア) 使用者が、自ら現認することにより確認し、記録すること。
(イ) タイムカード、ICカード等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。
(労基署は電子カルテアクセスログを記録の資料としている。)

■医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第4.3版(平成28年3月)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000119588.html
P46
(3) アクセスの記録(アクセスログ)
個人情報を含む資源については、全てのアクセスの記録(アクセスログ)を収集し、定期的にその内容をチェックして不正利用がないことを確認しなければならない。
アクセスログは、それ自体に個人情報が含まれている可能性があること、さらにはセキュリティ事故が発生した際の調査に非常に有効な情報であるため、その保護は必須である。
従って、アクセスログへのアクセス制限を行い、アクセスログへの不当な削除/改ざん/追加等を防止する対策を講じなければならない。
また、アクセスログの証拠性確保のためには、記録する時刻は重要である。精度の高いものを使用し、管理対象の全てのシステムで同期を取らなければならない。

(参考)
役に立つ情報|いきいき働く医療機関サポートWeb(いきサポ)
http://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/information/

iryou-kinmukankyou

医療従事者の勤務環境の改善について
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/quality/
医療従事者の勤務環境改善に向けた手法の確立のための調査・研究 報告書
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/quality/houkokusyo.html
医療分野において勤務環境の改善 取組事例
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/quality/dl/houkokusyo-06.pdf
医療分野の「雇用の質」向上のための勤務環境改善マネジメントシステム導入の手引き
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/quality/dl/houkokusyo-03.pdf

■2017年(平成29年)1月法改正(自院の就業規則変更等、要確認)
育児・介護休業法は、平成28年3月に改正され、一部を除き、平成29年1月1日から施行されます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html
【平成29年1月1日施行対応】育児・介護休業法のあらまし
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/32.html

 

http://wp.me/s6NPV7-roukisho

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